強迫性障害(OCD)持ちの私が薬なしで6年間過ごしてみた結果…

こちらは私がメンタルのお薬を断薬してから強迫性障害とどう向き合ってきたかについて書いた記事です。しかし、投薬治療を否定する意図はなく、無理な断薬を勧めるつもりもありません。

私は長年強迫性障害という障害を抱えて生きてきました。

うつ病の治療中に医師になんとなく話した「謎の症状」。
それがきっかけで強迫性障害であることがわかり、6年前まで投薬治療をしていました。

断薬してからは毎日が戦いで、今もこっそり戦っています。

辛いか辛くないかで言ったらまぁまぁ辛いです(抑うつが酷い時に強迫性障害による症状が悪化するのですが、その時はキツいですね)。

しかし、今は強迫性障害と上手く…というほどでもありませんが、それなりに付き合いながら日々を過ごしています。

断薬をしてからは強迫性障害による症状を「手のひらで転がす」ようなイメージで乗り切ってきました。

今回はそのことについて書こうと思います。

強迫性障害【脅迫行為編】 手洗いなどの洗浄作業

これが苦痛でお風呂に入ることを避けてしまって結果不衛生な状態になってしまい、「清潔にしたい」こだわりがむしろ「不潔な状態」を招くという悲しい結果になってしまったのですが…。

とにかく「洗う」という作業は苦手です。

髪の毛、体、手、食器、など、必要以上に洗ってしまうんです。

強迫性障害あるあるですが、本人は「これは過剰だな…」とわかってはいるんですよね。

しかしやめられない。やめるわけにはいかない。

洗濯。これは機械が洗ってくれるので問題なくこなせます。

私の場合は、「自分は何やってもダメな人間なんだから、徹底的にしっかりと作業しないと!」「私なんかが行ったことは全て不完全なんだ…」というこの自己肯定感の低さが多かれ少なかれ関係して強迫行為に繋がっている気がします。

だから「パーフェクトに仕上げてくれる機械が行ったことは認める」ことが出来、洗濯機を使って洗濯した時は強迫行為に悩まされないのだと思います。

私が行っている強迫性障害対策【洗浄編】

  • 機械に任せられることは機械に任せる(食洗機もあると便利かも)。
  • 下半身のムダ毛を処理してトイレにお尻拭きを常備すると乾いたトイレットペーパーで何度もこする地獄から少しだけ解放される(ムダ毛が処理されている分菌がスッと落ちやすい!と自分に言い聞かせる)。
  • 使い捨ての手袋を手にはめてトイレに行く→手袋を捨てる→手を洗う(私はこれで手洗いの時間が短くなりました。ちなみに大の時や調子が悪い時にこの方法を実践しています)
  • 体を洗う時は「綺麗に洗いすぎると肌のバリア機能が弱くなるかも。完璧に洗うよりもほどほどに洗うほうが肌への負担も少なく適度に菌が残ることで免疫力アップに繋がるかも」と自分に言い聞かせる。
  • 掃除など、その他の洗浄作業の時も「綺麗にしすぎると免疫力が下がると聞いたぞ…むしろ中途半端なくらいが良いのでは?」と言い聞かせる。

「は?これが対処法?」と思われそうですが、これが対処法です。

あくまでも私が日頃どう強迫行為や強迫観念と付き合っているか、という情報共有なので拍子抜けしてしまうかもしれませんが…(´・ω・`)

強迫観念を赤ん坊をなだめるように、落ち着かせて言い聞かせて誘導するイメージで対処します。

強迫性障害【強迫観念からの脅迫行為編】 意味不明な動作

意味不明な動作

これ、地味にキツかったのですが、今はだいぶマシになりました。

これは結局強迫行為ではあるのものの、その前に(私の場合は)強迫観念(自分を操ろうとする心の中の声)があって強迫行為に繋がるので、ある意味【強迫観念編】でもあるのですが…。

心の声は「声」と表現しましたが実際に聞こえるわけではありません。

頭の中で誰かに命令される、脅されるようなイメージです。

例えば、「一回転回れ。そうしないと○○が××だぞ!」と頭の中の存在に脅されます。

○○が××、の部分は「私が起こってほしくないと望んでいること」がほとんどです。

命を脅かされるようなことも言われたりします。

縁起でもないので毎回従ってしまいます。

頭の中の声は強迫性障害によって湧いてくるイメージであり、それに従う必要はない、無視をしても本当に悪いことが起こるわけはない、と理屈ではわかっていながら、「でもこれは第六感とかで何かを察していているのであって従わないと本当に悪い結末になるかも」とどこか頭の中の声の言うことを重要視してしまう。

しかしその命令に従った後は虚しさに襲われます。

私の場合は1〜2年位前からこの強迫観念と強迫行為がマシになってきたのですが、ここ数年で自分の考え方に変化があったことに関係しているかもしれません。

私が行っている強迫性障害対策【意味不明な動作編】

まだ完全には克服できていないのですが、強迫さん(命令をする主を私はこう呼んでいます)に対して頭の中でビシっと言い返せるようになってきたのでその内容をすこしだけ共有させていただきます。

まずは数年前の強迫さんとのやり取り

強迫さん「このコップを机において、また手に持って…を10回繰り返せ!さもないとお前の旦那が浮気するぞ!」

私「えっ…嫌だ!従います…」

(実際にこの様な会話をしたのではなく、イメージです)

今現在の強迫さんと私

強迫さん「このコップを机において、また手に持って…を10回繰り返せ!さもないとお前の旦那が浮気するぞ!」

私「あ、大丈夫でーす。浮気されたら慰謝料とれるしむしろラッキーかな」

強迫さん「……」

(繰り返しますが、イメージです)

つまりどういうことか

(私の場合は)強迫観念はだいたい「嫌なイメージ」、「脅してくる存在」なのですが、まずそれに抵抗するために「図太く」なるというのも一つの手だと思います。

私はここ数年で年を取り、いろんな意味で「オバサン」化したのですが、それが良かったみたいです。(まさかこれで強迫観念に対してちょっとだけ強くなれるとは思いませんでした)

若い頃は強迫観念に脅されて、それを全て真に受けて、苦しみながら従っていたのですが、「言い返して黙らせる」スキルを身に着けてからはだいぶ楽になりました。

あとは「ネガティブ」な状態で来たイメージを「ポジティブ」で返す方法で乗り切ることも多々あります。

(先程の会話もそんなかんじですね)

ただ、「階段を登りきる時に右足で終わったらいいこと起こる気がするー!」とか、

「今この話題(または言葉)を出したら嫌なことが起こる気がするー!」とかは今でもちょいちょいあります。

でもだいぶマシになったな、と。

あとは自分の体に見えない糸がついていて、正しいルートを歩かないとソファーなどの家具に糸がぐるぐるに絡まってしまう!なんて強迫観念に悩まされていたこともありましたが、その強迫観念もまぁまぁ落ち着いてきています。

糸のイメージはなくなり、「なんとなく右から行ったほうがいい気がするー!」などの強迫観念に変わりました。

糸のイメージから解放されたキッカケは覚えてないのですが、結婚して家事に追われるようになってから意識しなくなってきたので「強迫観念から気をそらす」ことが改善の糸口だったのかも?なんて思います。(糸だけに…)

強迫性障害とうつ病(抑うつ)の関係

私はうつ病も患っているのですが、抑うつやストレスが強い時は強迫性障害による症状も悪化してしまいます。

これについて調べようと思ったのですが、強迫性障害からくるストレスでうつ病を併発するという情報は得られたのですが、うつ病の悪化が強迫性障害も悪化させるという医学的な記述を今回は見つけられませんでした。

うつ病が悪化すると発達障害による症状も悪化する、というのは有名な話なのですが、うつ病の悪化が強迫性障害の悪化を招くわけではないのでしょうか?

エビデンスがないのでこれは私の個人的な体験談、感想として受け取って頂けたらと思うのですが、うつ病の悪化によって強迫性障害が悪化する場合もあるのではないか?と(個人的に)思います。

これも個人的な意見として受け取って下さいね。

強迫性障害には何か「根っこ」となる部分があるような気がするんです。

今私は強迫性障害からくる諸症状をあしらうスキルを身に着け、まだ完璧ではありませんが強迫性障害に苦しんでいたピークの頃と比べるとかなり落ち着いてきたのではないかと思っています。

しかしまだ強迫性障害から解放されたわけではありません。

もしかしたら強迫性障害の引き金となっている「根っこ(トラウマやストレスなど)」が悪さをしているのかもしれませんし、うつ病同様脳内物質や腸内環境のバランスが崩れて不調をきたしているのかもしれません(あくまでも素人の推測でしかありませんが)。

今よりもさらに症状が軽くなった時は、また当ブログにて報告させていただこうと思います。

繰り返しますが、今回の記事の内容は「体験談」「個人的な意見」として受け取って頂けたらと思います。

専門家の意見ではないのですが、強迫性障害に苦しんでいるひとりの人間のデータを共有させていただきたいと思い記事にさせていただきました。

強迫性障害の最新治療と正しい知識についてはこちらの書籍で説明されているようです。

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